SE構法

日本の家を100% 耐震に

阪神淡路大震災における死者の9 割は住宅が原因でした。旧耐震住宅の倒壊により、本来命を守るべき自宅が凶器となってしまったのです。東日本大震災を経験した今でも日本の住宅の耐震化は進んでいません。旧耐震基準の住宅はまだ約1000 万戸あり、そこに住んでいるのはおよそ2000 万人。この旧耐震住宅を新たな耐震基準の住宅に変えれば、そのうち9 割の命が救えます。しかし残念ながら、この事実はまだあまり知られていません。政府は旧耐震住宅を減らす国土強靭化政策を進めていますが、まだまだその認知度、浸透度は低いのが現状です。そこで私たちは、地震国日本を安全・安心に暮らしていくために耐震住宅を1 棟でも多く増やし、やがてはすべての家を地震に強い家にしていく「耐震住宅100%を目指そう!」キャンペーンを始めます。

地震による倒壊0件の実績

日本で最も構造計算されている木造ラーメン構法

構造計算は、住宅の設計と相伴うプロセスです。施主の望むプランを受け、「構造計画」へ落とし込み、間取りを決め、伏図( ふせず) を描きながら、重力や地震、台風を想定した、鉄骨やRC造と同じ「構造計算」へと進んでいく。これにより、きたる自然災害に耐えうる強靭さを備えた上で、施主の希望する間取りや空間が実現できるのです。計算を実施するのは、木造住宅の構造計算において国内最大件数の実績を誇るスぺシャリスト。その実績は、現在までに1 万余棟を数えます。全てのSE構法による構造躯体には「SE住宅性能保証書」が発行され、完成引き渡し後に最長20 年間、構造躯体に問題が生じた際の瑕疵保証が行われます。しかし最初の1 棟以来、瑕疵保証は1 度も実行されていません。また、SE構法が想定している地震 は、通常の揺れを遥かに超える「大地震」をも含んでおり、専門機関による「構造評定」を取得しています。これらの事実が、「地震は来るもの」という予測のもとで行われる、構造計算の信頼性を実証しています。

耐震構法SE構法とは

システム化された木造ラーメン構法 それがSE構法

安定した強度に定評のある集成材を柱と梁に使用し、独自開発によるSE 金物で接合することで、圧倒的な構造強度を実現する工法です。木造住宅でありながら頑強な骨組みで建物を支えるので柱や構造壁が少なくて済み、広々した空間や吹抜け・大きな窓を安全に思いのまま実現することが可能で、国土交通省大臣の認定も取得しています。CAD と連動した立体応力解析 を物件ごとに行うことで「勘」に頼らない、具体的な構造計算のデータを基にした安全性を確保できるため、安心して家をカタチにできるとして注目されています。また、スケルトン( 構造)&インフィル( 内装) を別に考え計画しているので、ライフスタイルに合わせての間取り変更が容易にできます。さらに構造の品質も保証されているので、建物の価値が下がらず、資産価値が永く維持できます。