ウッドショックが始まって早3ヶ月。まだまだ終わりが見えません。
ここに来てもなお、欧州産の木材が高騰し住宅用の集成材が値上がり続けているそうです。
知り合いの工務店も木材価格倍近く割増で大変だと嘆いていました。
明日は我が身ということで、可能な限りの対応で望みたいところですが、住宅は木材あってのものなので実際にはなんともならないのが現状なんですね。
木材の高騰ソースを以下に抜粋。
住宅用木材の高騰が続いている。梁(はり)や柱に使う集成材は、指標の集成平角(4m×10.5cm×30cm)の東京地区の問屋卸価格が現在1立方m10万5千円(中心値)。前月比2万円(24%)高く、3カ月連続で最高値を更新した。柱に使う集成管柱(3m×10.5cm角)も1本3,500円と同700円(25%)高い。
集成材の原料である引き板材「ラミナ」の価格が高騰し、集成材メーカーが値上げした。主力の欧州産ラミナは、梁向けの7~9月期の対日価格が1立方m600~620ユーロ。4~6月期比で82%高く、最高値を更新した。米国の旺盛な住宅需要を背景に欧州の木材相場が高騰しているほか、海上運賃も高いためだ。
ラミナの今夏の輸入量は「例年より2~3割少なくなりそうだ」(集成材メーカー)。米国の引き合いが依然強いほか、欧州の夏季休業で工場が停止する影響もある。国内集成材メーカーでは、従来ほとんど使わなかったロシア産ラミナを調達する動きも出始めた。
集成材大手の銘建工業(岡山県真庭市)は「高値で決着したラミナの入港に合わせて来月以降も値上げする」と話す。輸入品の集成材も、7~9月積みが1立方m15万~16万円で決着しており、「年内は価格上昇が止まらない」(問屋)との見方が強い。日経 2021年07月16日朝刊
ということで、今のところ年内は上昇が止まらないそうです。とはいえ、来年以降も続く可能性も否定できない状況ですが。
しばらくはお見積もり額も週刻みで変化しそうですので、工事をお考えの方はなるべく早めに返答することをおすすめします。