1日の中でトイレにこもっている時間はどのくらいですか?意外とトイレにこもっているという方多いのではないでしょうか?私も一日の中で10分以上トイレにこもっていることが数回あります。何をするということでもないトイレ空間で、昔と今とでは変わって生きていることがありますよね。そう、ネットの普及。それに伴ってデザイン現場でもトイレの空間について考えていかなければならないのではないかと考えた次第です。
昔はトイレに5万円、今はトイレに30万円
以前はトイレというと、タンク式便器で3万円~5万円、手洗い付きで7万円と10万円以内に納める案件がほとんどでした。その後価格は徐々に上がり、今では30万円以上するトイレもあります。一体何がどう変わってきたのでしょうか?
① 便座の快適性
まず10万円以下と10万円以上の大きな違いは便座の快適性。今でこそ当たり前のウォームレット機能や、便座使用時の消臭機能、ウォシュレットの調整機能からリモコン式の操作パネルなどなど、和式便器が現役だった時代から大きく変化しましたよね。
② 蓋の開閉機能
その後徐々に快適性は広がり、蓋の開閉まで自動でやってくれるようになりましたよね。便座の開閉を手を使わずに行える男性にはうれしい時代です。また、便座から立ち上がると自動で流してくれる機能も備えています。まさに至れり尽くせりの便器時代。
③ なんと自動で掃除までしてくれる
パナソニックアラウーノシリーズでは、トイレを使用した後に自動で洗浄までしてくれます。泡で汚れを落とし、除菌・消臭まで全自動でこなします。こうなってくると20万円台突入になるわけですね。
タンク式からタンクレス
もう今やタンクレスのトイレは至る所で見るようになりましたが、タンクレストイレが出始めてトイレの美意識は一気に急成長したように感じます。暗く冷たかったトイレのイメージが、高級感あふれる癒やしの空間へ変貌を遂げた感じです。狭く1畳もなかった時代のトイレも、今は横幅が1m以上ある空間がほとんど。圧迫感もなく暗くもない、いつの間にか居心地のいい場所になってきましたね。
デザイン空間としてのトイレ
もはやトイレも立派なリラックス空間。トイレにタブレットを持ち込み動画を見るなんてご家庭もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな快適なトイレデザインをあなたのご自宅にもいかがでしょうか?