暑い夏には日差しを避けたいから、天窓(トップライト)なんていらないと思うでしょう。
それでもトップライトには魅力がいっぱいありますよね。
今回はそんなトップライトについて少しお話します。
子供の頃に憧れたトップライト
アニメや映画で出てくるトップライト。夜には星空を眺めたり、そのまま外へ出られたりとても魅力的なアイテムでした。
大人になるにつれ、夏の暑さに耐えられなくなってくるとトップライトなんて付ける気もしなくなってしまって、憧れは憧れのまま終わってしまいました。
トップライトの魅力
トップライトにはメリットがいくつかあります。
例えば浴室に設けるトップライト。浴室は湿気がたまりカビが発生しやすい場所。トップライトから直射日光を得ることで、カビが生えにくい環境をつくることも可能。また、閉所恐怖症のように閉じこもった環境が苦手な人にも、開放感のあるトップライトはおすすめなアイテム。
通常北側に配置することの多いキッチン回り。食べ物が腐らないように日光を避けて暗く涼しくするのが目的です。しかし暗い場所での調理は気持ちも暗くなってしまいがち。そこでトップライトで明かるさだけを確保します。直射日光が当たらない角度でトップライトを配置すれば、毎日の調理も楽しくなるのかもしれませんね!
トップライトのデメリット
トップライトは屋根の勾配の途中に窓を取り付けるものです。
屋根は一番雨が当たり、雨漏りの原因になる場所。
屋根仕上げ材の途中に雨水を遮るトップライトが取り付けられることで雨漏りの原因になってしまいます。もちろん工事は雨漏りが発生しないように施工を行いますが、劣化や害虫、枯れ葉やゴミなどの影響から100%防ぐことは不可能です。RCのようにコンクリートで全体を覆っていれば確率は下がります。シート防水の切れ目や見切り金物の隙間いろいろな場所から水は浸入しますから、取り付ける位置や形状に合わせて屋根の構造も考える必要が出てきます。
それでもおすすめしたいトップライト
トップライトはありきたりな日常に、一日の時間を感じながら生活させてくれる魅力があります。朝日の入る角度、夕日の当たる角度、夜の月明かりを見つめる角度。一日一日を楽しみたい方に是非取り付けていただきたいアイテムです!