さて、今回は2021年の住宅設計の方向性、最終回。
取り上げるテーマは住宅設備です。
住宅設備というと、エアコン、キッチン、お風呂、トイレ、照明、換気あたりでしょうか?
2021年に、どのように変化するのでしょうか?では予想していきましょう。
お風呂は半外タイプのデザインに
都心と違い地方では比較的一軒家を持つことが可能な地域です。
一軒家ならば是非取り入れたいものが「旅館のようなお風呂」
通常予算などの関係でユニットバスにしてしまいがちですが、ちょっと税額に半外タイプのお風呂を作ってみてはいかがだろうか。
という提案が設計事務所から頻繁に飛び出すようになり、2021年はちょっとしたお風呂ブームが到来するのではないかと思っています。
やはりコロナの影響で旅行に行けなくなった分を自宅でも楽しみたい!という希望が増えてくる頃ではないかと思うのですね。
家キャンもそうですが、なんでも家で楽しめるような仕組みはいくつあってもいいと思います。
一生住んでいく住宅ですから、お風呂の贅沢は建てるときにしておくことをおすすめします!
薪ストーブからバイオエタノール暖炉
薪をくべる楽しみがある薪ストーブですが、メンテナンスがとてもやっかい。煙突のヤニ取りや灰の始末、薪の調達と時には薪割り。楽しんでいられるうちはいいものの、やはりいつまでも健康体でいられるわけではない。でもストーブの火は何者にも代えがたい趣がある。
そこでバイオエタノール暖炉の登場です。
燃料はトウモロコシ由来のバイオエタノール。煙突不要で工事も不要。空気も汚さずゴミも出さず。本物の火なのに煙が出ない。
これは使わずにはいられないでしょう!
ストーブ自体は移動が可能なタイプもありますので、夏場の使わない時期には片付けておくこともできます。
薪ストーブの設置工事費用よりもバイオエタノール暖炉の本体価格の方が安価に押さえられます。
燃料はネット注文で購入が可能なので、いろいろな煩わしさがまったくありません。
年々種類もサイズも増えてきていますので、そろそろ買い換えるのもありかなと思っております。
2021年の方向性まとめ
いろいろと5回に渡って私的視点で書いてきましたが、いかがだったでしょうか?笑
期待している面も含め、なかなか面白い企画になったのではないかと思います。
そして、2021年のデザインの変化を住宅に入れ込もうとしたときに、どうしてもSE構法って必要な構造構法なんだなって感じます。
特に全面ガラス張りの住宅を作るには筋交いの不要な構造出なければなりません。風景を遮らない開口部を設けるには大きなスパンが必要になります。
2021年もSE構法は日本の住宅を支えて行くことでしょう。
そして、2020年よりもさらに需要が伸びていくことを期待しています。
自由な設計が可能なSE構法、あなたの住宅に取り入れてみてはいかがでしょうか?