パッシブデザインって何?
パッシブデザインという言葉が注目を浴びています。よく聞くようになったこのパッシブデザインという言葉、意味をご存知でしょうか?ものすごく簡単に説明してしまえば、「夏を涼しく、冬暖かく」するデザイン(設計)のことを指します。従来の住宅でもそういった思想はありましたが、新しい呼び名としてこう呼ばれるようになってきました。今回はパッシブデザインについて少し解説させて頂ければと思います。
① パッシブデザインとは
パッシブデザインとは、自然のエネルギーである太陽の熱や風などの恵みを家の設計に取り入れ、快適に暮らすためのデザインを言います。
例えば
◆ 夏と冬の太陽の角度を計算し、居室に快適な光と温かさ涼しさを調整する
◆ 夏は暑い空気が上へ流れでて、涼しい風が家全体を通り抜けるようにする
◆ 冬は床が冷えるのを防ぎ直射日光により下から室内が温まるようにする
などです。
「パッシブ」とは、「アクティブ」の反対で、自分からは積極的に働きかけないさま。受動的なさま。を言います。つまり家の設備などから快適を求めるのではなく、自然のエネルギーを受動的に利用して快適を求めていくという考え方なのですね。
② パッシブデザイン:空気の流れ
パッシブの基本その1は、空気の流れを作ることです。大きな吹抜けなどを利用し、低い開口部から2階の高い位置の開口部へと風が流れるように設計します。こうすることで、暑い熱は外へ、涼しい風は中へ流れ込んでくるようになります。
③ パッシブデザイン:太陽のエネルギー利用
夏場は、吹抜けなどの大開口から暑い日差しが入らないように、計算された庇を設置し、開放的でありながら暑さを防ぎます。
冬場は低い角度から差し込む太陽光のエネルギーを多く受け取れるように敷地に対する建物の配置、周りの建物との兼ね合いからの光の差し込み具合を計算し設計します。
SE構法におけるパッシブデザインと、一般的なパッシブデザイン住宅の違い
SEパッシブと一般的なパッシブデザインの違いは、SE構法ならではの大開口と、土地形状からの計算された太陽光の角度資料による快適な居室配置にあります。
SEパッシブではより快適に暮らすための資料が用意されており、住まわれてからの快適さに驚かれることでしょう。
この他換気システムなどによる機械的な室内温度の調整なども可能です。
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