日本の車庫は、カーポートを付けるだけの簡易的なものが主流ですが、海外ではガレージが古くから親しまれている。ガレージの中には工具や趣味の器具、道具が散乱し、男性にとっては憧れの空間として人気がある。特に車好きやバイク好きには、小さなガレージがあるだけでわくわくが止まらないものです。
海外のような木造ガレージがひそかに人気
数年前にビルトインガレージが人気となり、リビングから車を眺めたいといった要望のクライアントから高い人気を集めた。ただ、ビルトインガレージには敷地の形状や広さ、予算や間取りといった問題点も多く、特に騒音に関してはちょっと抵抗を持つ方もいることだろう。家族がいる家庭では車が帰ってくるたびに家中が「ブブブブブ」と響いたり、間取りによっては排ガス臭くなったり。いい面もあれば悪い面も併せ持っています。
そこで車庫を別に構えて、それでいてハウスインガレージのいいとこどりをしているのが、別棟のガレージ。ここ数年別棟のガレージに人気があるのには、各工務店が住宅の木造技術を使って簡易的なローコストガレージを販売しだしたことが一因ではないかと思う。BASEでもSE構法を利用することでビルトインガレージはもちろん、間口スパンの広い大型な木造ガレージを作ることが可能。SE構法の利点である大スパンは車3台分の間口であっても間柱なしで組むことができる。もちろんそれに合ったシャッターがあればの話ではあるが、とにかくSE構法は自由度が高いので、鉄骨製ガレージと同じ感覚でデザインが可能なのです。
また木造(板葺き)のガレージが人気なのには、男性だけでなく女性目線での親しみやすさが功を奏しているのかもしれない。ガーデニングなどの作業道具をしまう小屋と、木造ガレージのイメージが一致するので、お花好きな奥さんにもウケがよく男性がガレージを欲しがるのを肯定的に受け止めやすいのだと思う。
何はともあれ、カーポートだけの車庫ではなく、木造のガレージを検討してみたくなった方は、大スパンでも可能にするSE構法を検討してみるのも良いかもしれませんよ。